短期で退院するための策

悩んでる人

積極的に治療を進める

うつ病を患って休職すれば、現実問題として、収入減の心配が生じがちです。ですが決して、長期入院や長期治療でなければ治せない病気ではありません。十分に休息できる環境ならば、回復だって早いのに、とくに社会人は休める隙がないともいいます。家事に追われ、子育てや介護疲れ、仕事もこなしていれば、背中に鞭打ってでも動かなければならない、こうした声も聞かれます。精神科や心療内科では、入院してうつ病の治療を勧めますが、この場合、強制力はありません。しかし1日でも早く退院できるように、毎週複数回の診察を行ってくれたり、作業療法プログラムを用意する病棟も増えています。ですが、周りに迷惑をかけるのは懸念される内容です。治療を受けるにしても、家族から同意を得てサポートを受けられる、こうした安心感は治療をスムーズに進めるカギとなります。家族だって、1日でも早く元気になってくれるのなら治療をすることを了承してくれるでしょう。ですが、うつ病であることを隠して治療することは短期入院では困難です。ですから、治療をすると決めたのなら、周りには隠さない、これだけは肝に銘じておかなければなりません。命の危険性が高い場合、安全面を考慮して強制入院させますが、大半は、それぞれの患者さんのおかれている環境・状況に合わせて、入院を勧めます。典型的なうつ病の治療は、社会復帰に合わせた内容、流れで行われることが多いようで、できるだけ短い入院期間で治療を進めます。1人の医師だけでなく、複数のスタッフによって、薬物療法・精神療法・作業療法に加え、心理教育や集団療法が行われます。1つ1つ、段階的に進めるのが特徴で、作業療法や集団療法は、社会復帰が見えてきてから始めます。それまでは、体や心を休めるだけの治療ですし、治療スタッフや同じ病気の患者との触れ合いだけの入院生活です。簡単にいえば、うつ病の患者にタブーと言われる頑張れという励ましを避けた治療の流れです。しかし退院するには、もとの場所に戻らなければなりません。そこで、慣らしを入れるために、作業療法や集団療法という段階へ進むのです。できていたことができない、だから苦しむので、入院での治療はもとに戻すこと、そこから先は外来治療となります。もちろん、励ますだけで終わらず、いつも側には医師やスタッフがいること、もとの環境に身をおいても大丈夫なように、受け入れ体制が整っていることも盛り込んでくれます。

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